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日興自動車工業株式会社(北海道旭川市)

大型車ディーラー4社からの整備依頼が殺到するほどの技術力の高さを誇る

横山淳専務(右から3人目)とスタッフの面々

動物たちを野生の生態に近い形で公開する行動展示の先駆けとなった、旭山動物園の程近くに今回おじゃました日興自動車工業㈱は工場を構えている。同社は北海道の物流を語る上では外せない、北興運輸㈱を筆頭とした北興グループの一員で、大型車に特化した指定工場である。その技術力は折り紙付きで、大型車ディーラー4社の指定工場にも認められているほどだ。

「乗用車ディーラーでも拠点の統廃合を行うのに伴って、人員配置の見直しを行っているようですが、大型車ディーラーでも同様に人員配置はもちろん、なるべく残業をさせないようにとのことから営業(作業)時間を厳しく管理しているようです。

そうなると、時間がかかりそうな整備を作業するのは難しいですから、そのような依頼が多く寄せられるのが、このところの傾向です」と、現場責任者を務める横山淳専務取締役は最近の傾向を語る。

横山専務は某大型車ディーラーでの長きに亘る経験を買われて同社に入社した経緯があり、自らも営業回りにも奔走するなど行動で示すリーダーである。

大型車=営業車両のため重要視されるのは工程管理

工程管理の肝である工程管理板

同社で扱っているのは大型車であり、それはつまりほとんどの車両が営業用の車両であることも意味している。当然のことながら、預かっている間は営業に使えないわけで、いかに指定された期日通りに仕上げるかが必須の命題であり、期日よりも短納期で仕上げるに越したことはないのは言うまでもない。

それには一にも二にも工程管理が重要で、同社では工程管理板を事務所内に設置し、今日1日の入庫予定・作業予定管理はもちろん、週間の予定、それから次回の車検や定期点検が迫った車両も一目で分かるようになっている。

工程管理をバックアップするのがベースシステムのMOTORJIM

北海道らしくミルクタンク車が入庫していた

基本的には短納期の車両が多いのだが、中にはどうしても時間のかかる作業もあり、その中でも月を跨いでの作業となってしまうケースも存在するという。

そんな時に頼りになるのが、ベースシステムのMOTORJIMである。その使い勝手に惚れ込み、最新版のSPIAを既に導入済みである。

「以前のバージョンも含めて、MOTORJIMを導入して8年ぐらいになります。それまではいわゆるオフコンで売上管理を行っていましたが、多少は整備業向けにカスタムしてはいたものの、MOTORJIMと比べたら遥かに使いにくかったですね。今や中古車を販売する上でも、経営関連の書類を出力するのでも欠かせない存在になっています」と横山専務。

同社の敷地内には、やはりグループ会社でもある部品商の㈱ドーホクが事務所を構えているが、ここからの部品発注データを抽出してMOTORJIMと連携させるなどフル活用している。

会社名 日興自動車工業株式会社
所在地 北海道旭川市永山2条9-1-37
電 話 0166-48-4171
F A X 0166-47-0694
営業時間 8:30~17:30
定休日 日曜日・祝日
業務内容 大型車両の定期点検
車検整備及び修理
鈑金塗装及び架装
指定工場 北海道日野自動車㈱
三菱ふそうトラック・バス㈱
北海道いすゞ自動車㈱
UD トラックス㈱
日本トレクス㈱(トレーラー)
昭和飛行機テクノサービス㈱

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